カナダのいろんな都市に住んできたけど、ほとんどの時間をモントリオールで過ごした。
今のモントリオールについて言えば、活気があって素晴らしい街だけど、街角のいたるところに危険や不快な状況が潜んでいる。ただ散歩をしてリラックスできるような街じゃない。真昼間から酔っ払って叫んでいる人や、薬物でキマッてる人によく遭遇する。理由もなく絡んでくる子供たちもいるし、何よりみんな運転が下手だ。事故が本当に多い。理由はわからないけど、目の前で2回も事故が起きた(2回って多すぎるだろ)。車が突っ込んできて、慌てて避けたこともある。
車に轢かれたことだってある!(しかも初めてお酒を飲んだ日に!なんて日だ)。それに、軽微な事故を含めれば、車に乗っていて危ない目に遭った回数は数えきれない。言うまでもなく、この街を歩くときは常に「首を回して」周囲を警戒しないといけない。極度の緊張感が必要なんだ。
ずっとここに住んでいるから、その習慣が抜けない。散歩を純粋に楽しめない理由の一つだ。楽しくないんだよ。だから散歩するときは、いつも人が少なくて落ち着いた裏道を選んでいる。
そこで、日本だよ。
日本に行ったとき、誰かが自分に絡んでくるんじゃないか、襲われるんじゃないか、車に轢かれるんじゃないかという、あの警戒モードのまま歩き始めた。最初は、そんな「警戒心」を抱えて歩いていた。
でも、日本が安全で、カナダとは全く違うことに気づいて、すぐにそのガードを解くことができた。
言うまでもないけど、この場を借りて言わせてもらうと、僕は日本で毎日6時間、足から血が出るまで歩き回った。日本の街を清潔で安全に保ってくれて、本当にありがとう。
僕の日本での一番の娯楽は、ビールを飲みながら何時間も街を歩き、あちこちでガチャガチャを買うことだった。(ガチャガチャは僕の最大の弱点なんだ。)
ただ、一つだけ小さな不満がある……。
車に轢かれるのは全く楽しくない。
でも、自転車に轢かれるのも同じくらい楽しくない。
モントリオールでは、音楽を聴いているふりをするために、音を流さずにヘッドフォンをしていた。そうすれば、絡んでくる人や喧嘩を売ってくる人を無視できるからだ。でも東京では、ヘッドフォンをしていたけど、やっぱり音楽は流せなかった。自転車のベルの音が近づいてくるのを聞き逃さないようにしないといけなかったからね。
車の事故は一度も見なかった。
でも、自転車で転んでいる人は何度か見た。
歩道の自転車は、また別の体験だ。
僕の首は…またしても、常に回し続けなきゃいけなかった。
それでも散歩は楽しめた。ただ音楽なしで、サイドステップを踏みながらね。急に何かを避ける必要があるときのために、良い練習になったよ。その点では、僕の反応を鋭く保ってくれて感謝している。
とはいえ、やっぱり感謝しているよ。東京のサイクリストたち。
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